猿投窯（さなげよう）知られざる古代の名陶

名古屋市の東方に広がる丘陵地帯に、かつて陶器を焼いた窯（かま）の遺跡が無数に点在しており、「猿投窯」（猿投山西南麓古窯跡群（さなげやませいなんろくこようせきぐん））と呼ばれている。古墳時代から鎌倉時代にかけての約千年間操業した猿投窯は、瀬戸焼・常滑焼の源流となった。重要文化財6件を含む作品や重要資料、あわせて約120件を一堂に集め、猿投窯を本格的に紹介する37年ぶりの大規模企画展。