旅する画僧・金谷—近江が生んだ奇才—

草津市 草津市立草津宿街道交流館 TEL.077-567-0030

開催期間:2019年3月16日(土)~5月12日(日)

現在の草津市下笠町の出身で滋賀を代表する絵師のひとりである横井金谷(よこい・きんこく、1761〜1832)は、大坂、江戸、京都、名古屋と各地を転々と放浪する中で、あるときは謹厳な僧侶、あるときは破戒僧、あるときは山伏、あるときは絵師として筆を執った。今展では、現在リニューアル整備のため休館中の滋賀県立近代美術館のコレクションに加え、草津市立草津宿街道交流館と滋賀県立琵琶湖文化館の金谷作品を合わせて紹介。滋賀県立近代美術館に寄贈された《洛東春興図》と、滋賀県立琵琶湖文化館所蔵の《梅花書屋図・雪景山水図》を修理後初公開し、文化財の保存と修理について考える契機も提示する。