新・桃山展—大航海時代の日本美術

太宰府市 九州国立博物館 TEL.050-5542-8600(NTTハローダイヤル)

開催期間:2017年10月14日(土)~11月26日(日)

倭寇の船で来日したポルトガル人が鉄砲を伝えた1543年(または1542年)から、徳川幕府がキリスト教を禁じ、貿易統制を布いて「鎖国」を完成させた1639年までの約100年間に焦点を当て「文化交流」という視点からこの時代の美術を見直す展覧会。織田信長(1534〜1582)、豊臣秀吉(1537〜1598)、徳川家康(1542〜1616)という3人の天下人を各章の案内役とし、それぞれの外交政策、キリスト教への対応などが、それぞれの時代の美術や文化にいかに反映されているかに着目する。エピローグでは、この時代に海外に渡った屏風にならって制作されたといわれる屏風(ビオンボ)3件(メキシコ・ソウマヤ美術館/カルロス・スリム財団より2件、ポルトガル・東方基金/オリエント美術館より1件)を日本初公開する。約80年ぶりに公開される狩野内膳筆《南蛮屏風》も見逃せない(展示は10月29日まで)。国宝4件、重要文化財28件を含む123件を、一部展示替えをしながら展観する。【出品目録】