岡本太郎×建築—衝突と協同のダイナミズム―

川崎市 川崎市岡本太郎美術館 TEL.044-900-9898

開催期間:2017年4月22日(土)~7月2日(日)

1930年代の岡本太郎のパリ留学時代に、ル・コルビュジエの建築事務所に在籍していたことから知己となった坂倉準三は、1952年に日本橋高島屋地下通路のモザイク壁画の制作を岡本に依頼。1954年には青山の岡本のアトリエ兼自宅(現・岡本太郎記念館)を設計した。1953年に設立された国際デザインコミッティーや、1954年に岡本が立ち上げた現代芸術研究所の活動を通して交流した丹下健三とは、1956年の旧東京都庁舎の陶板壁画、1964年の国立屋内総合競技場(現・国立代々木競技場)の壁画、そして1970年の大阪万博「お祭り広場」の「太陽の塔」で協同。このほか、アントニン・レーモンド、磯崎新などとの仕事も紹介する。