岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟

港区 東京都庭園美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2019年1月26日(土)~4月7日(日)

1950年、文化学院デザイン科に入学し、連合国軍が残していったTIMEやLIFEといったグラフ雑誌やVogueのようなファッション誌を切り抜き、貼り付けるコラージュ作品の制作を始めた岡上淑子(おかのうえ・としこ、1928〜)は、友人でのちに武満徹(1930〜1996)の妻となる若山浅香と武満を通して瀧口修造(1903〜1979)と出会い、その才能を見出された。瀧口に見せられたマックス・エルンストのコラージュの影響を受けた作品群は、瀧口の企画したタケミヤ画廊での2回の個展や、東京国立近代美術館で開催された記念碑的展覧会「幻想と抽象」(1955年)にも出品されたが、1957年の結婚を期にフォトコラージュ作品の制作から離れ、1967年には高知県へと帰郷。2000年に第一生命ギャラリー(東京)で開催された44年ぶりの個展で再評価が始まり、国内外の美術館で展覧会が開かれ、作品がコレクションされている。今展では、海外で最も多くのコレクションを有するアメリカのヒューストン美術館より12点が初めて里帰りするのをはじめ、瀧口の書簡などの関連資料も展示する東京の公立美術館で初の個展。