小沢剛 不完全—パラレルな美術史

千葉市 千葉市美術館 TEL.043-221-2311

開催期間:2018年1月6日(土)~2月25日(日)

現代美術家・小沢剛(1965〜)の、関東で開催される久々の大規模個展。初期の代表作《なすび画廊》(1993年〜)、醤油で描くという行為を通して日本美術の変遷をたどる《醤油画資料館》(1999年〜)、明治初年に浅草や両国で開かれた油絵興行を再現する《油絵茶屋再現》(2011年)、歴史上の人物を題材とする「帰って来た」シリーズの第2弾として画家・藤田嗣治を取り上げた《帰って来たペインターF》(2015年)、石膏像を用いた最新作《不完全》(2018年)など、日本美術史からテーマを得て制作した作品を中心に、千葉市美術館の展示室全てを用いたインスタレーションにより構成する。