妖怪/ヒトファンタジーからリアルへ

川崎市 川崎市市民ミュージアム TEL.044-754-4500

開催期間:2019年7月6日(土)~9月23日(月・祝)

妖怪は、古代から人々に恐れられてきたが、江戸時代以降は、鳥山石燕(とりやま・せきえん)による『画図百鬼夜行』に代表される出版物を通して、時にユーモラスな存在として親しまれるようになった。一方で、近代になると人間そのものによって生み出される欲望や恐怖が浮き彫りになっていく。今展では、近世から近代にかけて人々が抱く恐怖や畏怖の対象が、妖怪=ファンタジー(異界)から人間=リアル(現実)へと変わっていく様子を、妖怪とヒトとの境界線に注目し、川崎市市民ミュージアムの多様な収蔵品からたどる。