大千住 美の系譜—酒井抱一から岡倉天心まで—

足立区 足立区立郷土博物館 TEL.03-3620-9393

開催期間:2018年10月30日(火)~2019年2月11日(月・祝)

足立区では、2011年から区制八十周年記念事業の一環として文化遺産調査を進めており、その成果として近年では、谷文晁(1763〜1841)の門人、舩津文渕(ふなつ・ぶんえん、1806〜1856)や千住の琳派資料に着目した「美と知性の宝庫 足立—酒井抱一・谷文晁とその弟子たち」展(2016年)や、谷文一(1786〜1818)と周辺に関する「美と知性の宝庫 足立2 谷文晁と二人の文一 時代を超える絵師ファミリー」展(2018年)を開催してきた。今展では、文芸と医療の名家である千住の名倉家が7代、約200年にわたり社会交流の中で伝来した資料で、足立区立郷土博物館に寄贈・寄託されたものを公開。「江戸と千住の絵師たち」「名倉家と文芸」「素朴翁彌一と明治の雅人たち」の3章構成で絵画、書簡、画帖などを展示し、千住・足立の美術・文芸文化と文化人たちの交流を紹介する。