唐三彩シルクロードの至宝

千代田区 出光美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2019年6月22日(土)~8月25日(日)

20世紀初頭の中国で、鉄道敷設工事中に偶然発見され、その存在が知られるようになった唐三彩。緑釉・褐釉・白釉(透明釉)の3色、あるいはコバルトを用いた藍釉を加えた多色釉が掛け分けられた華麗な装飾が魅力の陶器は、またたく間に世界のコレクターを魅了し、中国陶磁を代表する存在となった。唐時代(618〜907)の王侯貴族たちの墓を彩る副葬品であるとともに、シルクロードを通した東西文化交流を象徴する美術品でもある。10年ぶりに出光コレクションの唐三彩を中心に、遼三彩、ペルシャ三彩、唐の滅亡後に発展した多種多様な三彩スタイルの陶磁器など、総数約130件を展示。