名工の明治工芸館開館40周年記念所蔵作品展

千代田区 東京国立近代美術館工芸館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2018年3月1日(木)~5月27日(日)

1893年にアメリカのシカゴで開催されたコロンブス世界博覧会で発表された、帝室技芸員・鈴木長吉(1848〜1919)による《十二の鷹》。鷹狩りに用いられる鷹をモチーフに、本物と見紛うリアルな表現と、金、銀、銅、赤銅、四分一といった金属の色を巧みにちりばめた華やかさで世界の人を驚かせた。数年をかけて行なってきた修復後はじめて、十二羽揃ってのお披露目となる。架垂(鷹の止まり木に使用される装飾布)と紐も復元されて鮮やかな色合いが蘇った。所蔵品より明治から現代までの約100点を展示し、技と表現の継承と展開を紹介する。