北川健次:黒の装置—記憶のディスタンス

須賀川市 CCGA現代グラフィックアートセンター TEL.0248-79-4811

開催期間:2018年6月16日(土)~9月9日(日)

1970年代に銅版画家として活動を開始し、写真製版によるエッチング(フォトグラビュール)を主な技法として、独特の緊張感に満ちた作品を制作してきた北川健次(1952〜)は、駒井哲郎(1920〜1976)、棟方志功(1903〜1975)、池田満寿夫(1934〜1997)といった日本を代表する版画家たちに早くから称賛を受けた。1980年代からはオブジェ、1990年代からコラージュ、2000年代から写真といった新しい表現領域を切り拓き、試作や評論にまでその活動は拡がりを見せている。今展では創作の原点である銅版画を中心に、オブジェを加えた代表作、版画制作に使われた銅版や試刷りなど、計約100点を展示。