創建1250年記念 奈良 西大寺展叡尊と一門の名宝

山口市 山口県立美術館 TEL.083-925-7788

開催期間:2017年10月20日(金)~12月10日(日)

(左)重要文化財《釈迦如来立像》鎌倉時代・建長元年(1249)奈良・西大寺
(右)重要文化財《愛染明王坐像》鎌倉時代・宝治元年(1247)奈良・西大寺

奈良の名刹、西大寺は奈良時代後期の天平神護元年(765)、称徳天皇が鎮護国家を実現するために、平城京の東大寺に相対する位置に建立した。鎌倉時代には高僧・叡尊(えいそん、1201〜1290、諡号・興正菩薩)が登場し、密教と戒律を柱とする宗教活動や社会事業を広く展開。その教えは忍性(にんしょう、1217〜1303)らの弟子たちの活躍とともに全国に伝えられた。今展では、2016年に国宝に指定された《興正菩薩坐像》(善春作、鎌倉時代・弘安3年(1280))をはじめとする彫刻・絵画・工芸品・典籍など総本山西大寺の寺宝を展示。さらに元興寺、浄瑠璃時、白毫寺、法華寺、岩船寺など著名な一門の古刹が所蔵する貴重な宝物が多数出品される。会場により出品作が一部異なり、会期中に展示替えがある。【公式サイト】

三井記念美術館(東京) 2017年4月15日(土)〜6月11日(日)(終了)
あべのハルカス美術館 2017年7月29日(土)〜9月24日(日)(終了)