仁和寺と御室派のみほとけ—天平と真言密教の名宝—

台東区 東京国立博物館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2018年1月16日(火)~3月11日(日)

真言宗御室派(おむろは)総本山の京都・仁和寺(にんなじ)は、光孝天皇が仁和2年(886)に建立を発願、次代の宇多天皇が仁和4年(888)に完成させた。以来、歴代天皇の帰依を受けたことから、多数の名宝が伝えられている。近年、修復作業を終えた弘法大師空海(774〜835)が中国で書写して持ち帰った国宝《三十帖冊子》を全帖公開(1月16日〜28日限定、他の期間は展示替えあり)するのをはじめ、創建当時の本尊、国宝《阿弥陀如来坐像および両脇侍立像》(888年)、中国・北宋時代(10〜11世紀)の現存作例の少ない重要な仏画、国宝《孔雀明王像》(前期〜2月12日展示)、江戸時代の出開帳以来初めて東京で公開される大阪・葛井寺(ふじいでら)の秘仏、国宝《千手観音像》(8世紀、後期2月14日〜展示)など、170件を超える名宝を展示する。【展覧会情報サイト】