モダニストの日本美—石元泰博「桂」の系譜

津市 三重県立美術館 TEL.059-227-2100

開催期間:2018年1月4日(木)~3月4日(日)

サンフランシスコに生まれ、シカゴのインスティテュート・オヴ・デザインに学んだ写真家・石元泰博(1921〜2012)は、1953〜54年に桂離宮を撮影。1960年、建築家グロピウス、丹下健三との共著による写真集『KATSURA』を日米で出版し、モダニスト的な視点が日本の伝統美を捉えた代表的な作例として、国際的に注目された。前衛画家・三岸好太郎、建築家ブルーノ・タウト、前衛画家・長谷川三郎、造形作家・イサム・ノグチら、近代的な精神から日本の古典美を評価した系譜をたどり、そのひとつの到達点として石元の「桂」シリーズの代表的な作例50点を紹介する。