ミュシャ展〜運命の女たち〜

19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパで流行した芸術様式アール・ヌーヴォーを代表する作家のひとりであるアルフォンス・ミュシャ（1860〜1939）。ミュシャの出身地チェコ在住のチマル博士のコレクションより「運命の女たち」をテーマに、出世作となった大女優サラ・ベルナールを描いた劇場ポスターをはじめとするポスターや油彩画など約150点を紹介する。さらに静岡展には、世界一のミュシャ・コレクターだった土居君雄氏（1926〜1990）のもと、長年ヨーロッパに在住してドイ・コレクション（現・堺市蔵）の形成に携わり、現在は自身が世界的なミュシャ収集家として知られる尾形寿行氏（静岡市在住）のOGATAコレクションより、アール・ヌーヴォーのパターンの教科書とされる『装飾資料集』全72点を含む約100点が特別出品される。