フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年

フランスの国立セーヴル磁器製作所は、1740年に設立されて以来、今日までヨーロッパ磁器の最高峰の一つであり続けている。今展は、2010年に国立セーヴル磁器製作所と国立セーヴル陶磁美術館が統合した新組織「セーヴル陶磁都市」の所蔵作品130数件により、18世紀から現代までの創造の歴史をたどる。セーヴルが史上初めて協力芸術家として受け入れた外国人は彫刻家・沼田一雅（ぬまた・いちが、1873〜1954）だったこと、現在も草間彌生（1929〜）、深澤直人（1956〜）、森口邦彦（1941〜）らとのコラボレーションが続いていることなど、日本との交流についても紹介。