ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

足柄下郡箱根町 箱根ガラスの森美術館 TEL.0460-86-3111

開催期間:2019年4月27日(土)~11月24日(日)

エジディオ・コスタンティーニ(1912〜2007)は、多くの職業を渡り歩く中でガラスの美しさに魅せられ、ガラス彫刻の創作を志し、50通以上におよぶ手紙で世界中の芸術家たちに協力を呼びかけた。1950年頃から、彼の思いに賛同したパブロ・ピカソ(1881〜1973)やマルク・シャガール(1887〜1985)といった斬新なデザインを生み出す芸術家と、ガラスという素材を操る職人の間を仲介する「アート・ディレクター」として創作を始めたコスタンティーニは、ヴェネチアン・グラスの伝統技法を受け継ぐガラス職人に芸術家の意図を伝え、彼らの精神が反映されたガラス彫刻を仕上げるという困難な仕事に挑戦。自らもデザインを行なった。コスタンティーニ家所蔵のガラス彫刻作品をはじめ、当時の芸術家たちの交流の様子がわかる資料写真など約70点を紹介する。