ピカソとシャガール 愛と平和の賛歌ポーラ美術館開館15周年記念展

足柄下郡箱根町 ポーラ美術館 TEL.0460-84-2111

開催期間:2017年3月18日(土)~9月24日(日)

実際に会話を交わしたのは、戦後1950年代初頭の数回だとされているパブロ・ピカソ(1881〜1973)とマルク・シャガール(1887〜1985)。しかし、ピカソは1910年にスペイン・バルセロナから、シャガールは1911年に現在のベラルーシ共和国の都市ヴィテブスク郊外から、パリに移り住み画家として活躍。それぞれに戦争を経験した後も長く制作を続け、20世紀を代表する画家となった。今展は、欧米向けタイトルに「Picassso and Chagall:Imaginary Dialogues(想像される対話)」とあるように、同時代を生きた2人の作品を時代順に紹介する中で、「追憶の故郷」「家族の肖像」「戦時下のアトリエ」「画家とモデル」などのテーマの下に、対話的な展示を試みる。ポーラ美術館の所蔵作品に加えて、パリ国立ピカソ美術館より《画家と子ども》(1969年、油彩/カンヴァス)、素描5点が出品(3月23日〜)されるのをはじめ、国内の美術館・個人などからも作品を借用し、絵画(油彩画、版画他)約80点、タペストリー3点を展示(会期中、一部展示替えあり)。