ヌード NUDE—英国テート・コレクションより

横浜市 横浜美術館 TEL.045-221-0300 

開催期間:2018年3月24日(土)~6月24日(日)

世界屈指の西洋近現代美術コレクションを誇る英国テートの所蔵作品により、19世紀後半のヴィクトリア朝の神話画や歴史画から現代の身体表現まで、西洋美術の裸体表現の歴史をたどる。とくに単なる美の追究を超えて、精神性、政治性、社会性などの背景を有する現代のさまざまな裸体表現が集められた初の展観といえるだろう。テートの企画により、シドニー、オークランド、ソウルを経てきた国際巡回展だが、日本展には、フランシス・ベーコンの油彩2点(富山県美術館、東京国立近代美術館)と、マン・レイ、ハンス・ベルメール、ルーカス・サマラス、ロバート・メイプルソープの写真あわせて10点(横浜美術館)が追加出品される。これを含めて、絵画、彫刻、版画、写真134点による構成。オーギュスト・ロダンの代表作であり、世界に3体しかない等身大を超える大理石彫刻《接吻》(1901〜4年)の初来日が話題を集めている。