ディエゴ・リベラの時代 メキシコの夢とともに開館35周年記念展

さいたま市 埼玉県立近代美術館 TEL.048-824-0111

開催期間:2017年10月21日(土)~12月10日(日)

20世紀前半のメキシコを代表する美術家ディエゴ・リベラ(1886〜1957)は、ヨーロッパから帰国後の1920年代、公共建築に壁画を描く「メキシコ壁画運動」の代表者として世界的な注目を集めた。今展では、その初期から晩年にいたる画業を油彩画、素描、版画など約30点の作品でたどりながら、同時代の壁画運動以外の前衛的な美術の動向なども紹介し、メキシコ近代美術の魅力を探る。メキシコ国立芸術院(INBA)との共同企画による展覧会で、展示総数約160点のうち、約半数はメキシコの所蔵先からの出品。残る半数は名古屋市美術館をはじめとする国内の所蔵者の協力を得た。メキシコ国内の壁画の代表作については、映像や写真パネルで紹介。ディエゴをめぐる日本人画家のひとりとして、メキシコを訪れたレオナール・フジタ(藤田嗣治、1886〜1968)についての新資料も紹介されている。