ザ・ベスト・セレクション名古屋市美術館開館30周年記念

4月に開館30周年を迎えた名古屋市美術館のコレクション収集は、開館準備を進めていた1983年に始まり、現在その総数は6,278点に達しているという。「エコール・ド・パリ」「メキシコ・ルネサンス」「現代の美術」という3つの領域と「郷土の美術」に焦点を絞っているが、とりわけ特徴的なのが「メキシコ・ルネサンス」で、メキシコの近代美術を532点も収集しており、メキシコの女性画家フリーダ・カーロ（1907〜1954）の作品は、国内では名古屋市美術館だけが所蔵している。コレクションを代表する名作や知られざる傑作を一堂に展示し、収集や保存にまつわる学芸員の調査研究や、作家や作品にまつわる資料もあわせて紹介する。