インプリントまちだ展2019—田中彰町田芹ヶ谷えごのき縁起

若手アーティストが町田に取材した作品を発表する「インプリントまちだ」の第三弾として、自然と人の関わりを木版画で表現してきた田中彰（たなか・しょう、1988〜）を招聘。町田市立国際版画美術館が位置する芹ヶ谷公園で、子供たちが木登りを楽しんできたが公園の再整備で伐採予定だった「エゴノキ」を、さまざまな専門家の力を借りて根から丁寧に掘り起こし、版木として制作した新作を発表。これまでの作品も含め、約150点を一堂に展示する。会期中に特設スタジオで滞在制作する《町田芹ヶ谷えごのき縁起絵巻》を参加者とともに作り上げる。山の版画家・畦地梅太郎（1902〜99）による「山男」シリーズを中心とする100点を紹介する「畦地梅太郎　わたしの山男」展を同時開催。