めでたきは蓬春邸—縁起物・吉祥文の魅力—

三浦郡葉山町 山口蓬春記念館 TEL.046-875-6094

開催期間:2017年12月2日(土)~2018年2月4日(日)

山口蓬春記念館は、日本画家・山口蓬春(1893〜1971)が1948年から77歳で亡くなるまでを過ごした邸宅で、東京美術学校(現・東京藝術大学)で同窓だった建築家・吉田五十八(1894〜1974)が画室をはじめとした増改築を手がけた。同館では、蓬春の本画をはじめ、素描、模写、さらに蓬春が長年にわたり収集し、作品にも描かれている美術品の数々も収蔵、公開されている。新年を迎える今展では、長寿、繁栄などを願う縁起物・吉祥文を描いた蓬春作品に加え、蓬春が毎年新春の床の間に飾っていた尾形光琳《飛鴨図》をはじめとする日本・中国・朝鮮の絵画や陶磁器などを展示し、吉祥文に込められた意味を紹介する。